ヨハネ 1:1-14 - 口語訳聖書54/55年版
1
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
2
この言は初めに神と共にあった。
3
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
4
この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。
5
光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。
6
ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。
7
この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。
8
彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。
9
すべての人を照すまことの光があって、世にきた。
10
彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。
11
彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。
12
しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
13
それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。
14
そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。